CX-30 バッテリー交換作業 & バッテリー(i-stop)初期設定

CX-30バッテリー交換&バッテリー初期設定 アイキャッチ画像
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バッテリー初期設定

バッテリー初期設定は、バッテリー充放電積算量のリセットと、i-Stopのバッテリー初期設定、それからその他パワーウィンドウなどの初期設定をします。

バッテリー充放電積算量のリセット

新しいバッテリーに置き換わったということを車両に認識させるためにバッテリー充放電積算量のリセットを行います。

▶作業手順

1. すべてのドアを閉めます。

2. ブレーキを踏まずにスタートボタンを2回押してイグニッションONにします。
 →ディスプレイに警告メッセージが表示されている場合はステアリングのINFOスイッチを押して消去します。

3. 左足でブレーキペダルを踏みセレクトレバーをN(ニュートラル)にします。

4. ブレーキペダルを踏んだ状態で5秒以上アクセルべダルを踏みます。
 →メーター内の充電警告灯とマスター警告灯が点滅することを確認します。
 ※今回の作業では充電警告灯(バッテリー形のランプ)が点滅しただけでマスター警告灯の表示は無しでした。

5. ブレーキペダルを踏んだ状態でアクセルペダルの踏み込み/戻すを 3 回繰り返します。
 →メーター内の充電警告灯点灯、マスター警告灯が消灯することを確認します。

マツダ車バッテリー充放電積算量のリセット

6. セレクトレバーをP(パーキング)にしてブレーキペダルから足を放します。

7. スタートボタンを押してイグニッションOFFにします。

以上でバッテリー充放電積算量のリセットは終了です。

i-stopのバッテリー初期設定

バッテリー状態初期設定(i-stop 設定)を行います。

▶作業手順

SOCチェックについて

バッテリーのSOC(State of Charge:充電率)を確認して75%以上の状態で初期設定をするという手順ですが、バッテリー充電率をチェックするスキャンツールを持っていないので私はバッテリー充放電のリセット作業のあと、しばらくエンジンをかけて充電しておきました。( 充電できているつもりです・・^^; )

1. バッテリーのマイナス(ー)端子を外した状態で5分間以上待ちます。

2. 電流センサのコネクタを切り離します。
 マイナス(-)端子に電流センサーがあるのでそのコネクタを外します。
 グレーのロックツマミを下の画像の矢印方向に引いてからコネクタを引き抜きます。

電流センサコネクター外し

3. 電流センサーを外したままマイナス(−)端子を接続して10秒以上待ちます。

4. 電流センサのコネクタを接続します。(もとに戻します)

5. ブレーキを踏まずスタートボタンを2回押してイグニッションON(エンジン停止)にして15秒以上(1分以内)待ちます。

6. i-stop OFFスイッチを押し続け(約10秒)、i-stop表示灯(緑)が消灯またはi-stop警告灯(橙)が点滅状態になるのを確認します。

i-stop橙点滅

ここでは、「i-stop警告灯」の橙色のランプが点滅しました。

7. エンジン・スイッチをOFF (LOCK)にします。

以上で、i-stopのバッテリー初期設定は終了です。

ISC(アイドルスピードコントロール)学習

▶作業手順

1. ボンネットを閉じます。
2. エンジンを始動します。
3. 電気負荷無しでエンジンを完全暖気します。
 一応、エアコンとオーディオをOFFにして水温系のメーターが青部分のある程度上になるまで暖気しました。

これでISC学習ができたのか実感がないですが、次の i-stopの動作が正常だったので良しとしました^^;

i-stopの動作確認

i-stop表示灯(緑)が消灯していることを確認します。

車速4 km/h以上で走行し、車両を停止させ、i-stop制御によるエンジン停止→ i-stop 緑点灯、およびエンジン再始動→ i-stopランプ消灯 が行われるか確認します。

i-stop表示灯緑点灯

はい、正常にi-stopが動作しました!

その他の初期設定

ステアリング舵角センサーの初期設定

▶作業手順

1. エンジンを始動します。
2. ステアリングを左右に据え切りします。
 ※ステアリングの据え切りはなるべくしたくないですがそういう手順になっています。

ステアリング初期設定

3. エンジンスイッチをOFFにします。

パワーウィンドウの初期設定

以前、CX-8でバッテリーのマイナス(ー)端子を外してある作業をしたあと、パワーウィンドウのオート動作がしなくなったので本手順を実施しましたが、今回CX-30のバッテリー交換後は、パワーウィンドウのオート動作は普通にしましたので実際この初期設定はしなくてもOKでした。

バッテリー交換後、パワーウィンドウのオート動作がしない場合は下記の手順を実施すればオート動作するようになります。

▶作業手順

1. エンジンをスイッチをONにします。
2. 運転席側フロントドアガラスを全開にします。
3. パワーウィンドウスイッチを操作して運転席側フロントドアガラスを全閉にした状態で約2秒以上保持します。

まあ、これだけです。

ドアミラー開閉

バッテリー交換後の1回目のドアロック解除のときに通常ドアロック解除で開くドアミラーが開かない状態でした。
ですが、このドアミラー開閉スイッチでドアミラーを開けた以降は普通にドアロック解除で開く動作に戻りました。

CX-30 ドアミラー開閉スイッチ

最後に

はい、というわけで、CX-30のバッテリー交換とマツダ車のi-Stopバッテリー初期設定をやってみました。

ちなみに、バッテリー初期設定の手順は(元はマツダの整備書だと思いますけど)ネットに出ている手順を参考にさせていただいております。

手順の中でマスター警告灯が点滅・・など、マスター警告灯に関する手順がありますが、今回の作業ではマスター警告灯の点灯・点滅はありませんでした。
車種や年式によっての違いかもしれません。

以前のQ-85よりも容量の大きいQ-105のバッテリーになったことで、i-stopするタイミングが増えて燃費が向上するといいなと思っていますが、今後バッテリーの違いでなにか変化が感じられたときにはまた記事にしたいと思っています。

本記事の内容はYouTube動画でも公開しています。
動画のほうが明らかに分かりやすい部分がありますので気になる方はチェックしてみてください!

それでは、このへんで終わります。
最後までお読みいただきどうもありがとうございます!

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