なっとーです こんにちは!
マツコネ(マツダコネクト)では画面表示、サウンド、安全装備、車両装備、モバイル機器連携、ドライバーパーソナライズ、システムのような各種設定項目がありますが、今回はその中でとくに設定項目の多い”車両装備”の設定項目をひとつずつ細かく解説してみます!
設定項目の詳細までは取説に載っていないのでよく分からないという方も多いと思いますので是非最後まで読んでいただければと思います!
マツコネのホーム画面から「設定」を選ぶとその中に「車両装備」の設定メニューが表示されます。

この車両装備の設定ですが、CX-60のXD-HYBRID の設定メニューを使ってお話しします。
だいたいは同じかと思いますが、車種やグレードにより細かい設定項目の違いはあります。
ドライブレコーダー
純正ドライブレコーダーの各種設定を行います。
純正のドラレコが搭載されている車両のみドライブレコーダーの設定メニューがあります。
録画基本設定
設定メニュー | 設定項目 |
画質 | 最高画質・高画質・標準画質・長時間画質 |
音声録音 | 有効・無効 |
常時録画時間 | 1分・2分・3分 |
画質
最高画質に設定するとドラレコの録画ファイルの画質が一番綺麗になりますがデータ容量が大きくなるためマイクロSDに保存できる期間が短くなります。
逆に長時間画質は録画ファイルのデータ容量が少ないため保存できる期間が長くなりますが画質は粗くなります。
音声録音
録画ファイルに車内の音声を入れるか入れないかの設定です。
ドラレコ本体のスイッチでも切り替えることができます。
常時録画時間
録画の1ファイルの長さを1分・2分・3分から選ぶことができます。
衝撃録画設定
衝撃があった際にイベントとして録画される録画設定です。
設定メニュー | 設定項目 |
録画時間 | 15秒・30秒・1分 |
録画感度 | 高い・やや高い・標準・やや低い・低い |
上書き保存 | 有効・無効 |
録画時間
衝撃を感知した際に録画される録画ファイルの記録時間を15秒・30秒・1分から選ぶことができます。
録画感度
衝撃を感知する感度を 高い・やや高い・標準・やや低い・低い から選ぶことができます。
上書き保存
衝撃による録画ファイルが保存されるフォルダ内で古い録画ファイルへの上書きするを有効にするか無効にするかを選ぶことができます。
上書き保存を無効にすると、マイクロSDカードの容量いっぱいになると新しい録画ができなくなります。
手動録画設定
ドラレコ本体の手動録画開始スイッチにより録画する設定です。
設定メニュー | 設定項目 |
録画時間 | 15秒・30秒・1分 |
上書き保存 | 有効・無効 |
録画時間
手動録画の録画ファイルの記録時間を15秒・30秒・1分から選ぶことができます。
上書き保存
手動による録画ファイルが保存されるフォルダ内で古い録画ファイルへの上書きするを有効にするか無効にするかを選ぶことができます。
上書き保存を無効にすると、マイクロSDカードの容量いっぱいになると新しい録画ができなくなります。
駐車時録画設定
駐車時録画設定というのは、駐車時にぶつけられたとかいたずらなどで衝撃を受けたときにどういう制御をするかという設定です。
設定メニュー | 設定項目 |
駐車時録画 | 有効・無効 |
録画時間 | 15秒・30秒・1分 |
録画感度 | 高い・やや高い・標準・やや低い・低い |
上書き保存 | 有効・無効 |
降車後の録画開始時間 | 降車時から・降車30秒後から・降車1分後から・降車3分後から |
乗車前の録画停止時間 | 乗車時まで・乗車30秒前まで・乗車1分前まで・乗車3分前まで |
駐車時録画
駐車時録画をするかしないかの設定です。
録画時間
駐車時録画の録画ファイルの記録時間を15秒・30秒・1分から選ぶことができます。
録画感度
衝撃を感知する感度を 高い・やや高い・標準・やや低い・低い から選ぶことができます。
上書き保存
駐車時録画ファイルが保存されるフォルダ内で古い録画ファイルへの上書きするを有効にするか無効にするかを選ぶことができます。
上書き保存を無効にすると、マイクロSDカードの容量いっぱいになると新しい録画ができなくなります。
降車後の録画開始時間
分かりにくいと思いますが、車を降りてからすぐに駐車時録画をスタートすると、たとえばドアを閉めた衝撃で降りるたびに衝撃があったと認識されて録画されてしまいますので、降りた30秒後から録画開始、とか、エンジンを切ったあと、毎回なにか車内の荷物を取ったりするのにちょっと時間がかかるという方なら例えば降車後3分後から・・という設定をしておくとよいと思います。
乗車前の録画停止時間
これも分かりにくいと思いますが、車に乗るどのくらい前から録画を停止するかという設定です。
駐車時の振動などを感知して録画するという動作は続いているのでドアを開ける振動でも録画されてしまいます。
録画はされているけど、乗車前までのそのような録画はファイルに残さないということかと思います。
乗り込んでエンジン始動(電源ON)にしたときからさかのぼって30秒前とか3分前とかの設定をした時間分の録画ファイルは残さないという感じですかね。
本体設定
ファームウェア更新や、SDカードのフォーマット、センサーの初期設定を行うドラレコ本体の設定です。
基本的にはここの設定をする機会はほとんど不要かと思いますが、マイクロSDカードはたまにフォーマットした方が良いようです。
設定メニュー | 設定項目 |
ファームウェア | ファームウェア更新、ファームウェアバージョン表示 |
SDカードフォーマット | SDカードのフォーマット |
センサー初期設定 | 本体内のセンサー情報をリセット |
リセット | 設定の初期化 |
ドア
ドア関係の各種設定を行います。
設定メニュー | 設定項目 |
ハンズフリーリフトゲート | 有効・無効 |
自動ドアロックモード | ロック:車速、アンロック:電源 ロック:シフト連動 ロック/アンロック:シフト連動 ロック:車速、アンロック:シフト連動 OFF |
キーレス自動再ロック時間 | 30秒・60秒・90秒 |
キーレスオートロック | 有効・無効 |
キーレスアンサーバック音量 | 小・標準・大・OFF |
パワーリフトゲートキーレス操作 | アンロック時のみ ロック/アンロック時 |
リセット | 設定の初期化 |
ハンズフリーリフトゲートの有効・無効
ハンズフリーリフトゲートを使うか使わないかの設定です。
洗車時などこれを無効にしておくとリアバンパー付近を洗車中リアゲートが動作してしまうのを防ぐことができます。
自動ドアロックモード
自動ドアロックのモードは以下から選択することができます。
- ロック:車速、アンロック:電源
- ロック:シフト連動
- ロック/アンロック:シフト連動
- ロック:車速、アンロック:シフト連動
- OFF
「車速」:発車して約20km/hのスピードが出た時点でドアロックされる設定です。
「電源」:車両の電源をOFFにした時点でドアロックが解除される設定です。
「シフト連動」:ドライブ(D)でドアロック、パーキング(P)でドアロックが解除される設定です。
OFFは自動ドアロックを使用しない設定です。
キーレス自動再ロック時間
これはなにかというと、キーでドアロックを解除したけど、そのままドアを開けなかったときに自動でドアロックがかかるまでの時間設定です。
間違って、キーでドアロック解除ボタンを押してしまっても、この設定された再ロック時間が経過すると自動で再ロックしてくれるという安心装備です。
キーレスオートロック
車を降りて車から数メートル離れると自動的にドアロックされる設定を有効にするか無効にするかの設定です。
車から降りてドアを閉めたときに、「ピッ」という音がなると、そのまま離れたときに自動ドアロックされます。
※注意
キーを持ったドライバーが最後に車から離れる必要があります。
キーを持ったドライバーが最初に降りて車から離れてしまい、同乗者があとから最後にドアを閉めた場合(ピッ音は鳴らない)は自動ドアロックされません。
キーレスアンサーバック音量
キーでドアロック、ドアロック解除したときにピッとかピピッとなるアンサーバック音の音量を小・標準・大・OFFから選ぶことができます。
パワーリフトゲートキーレス操作
初期値では「アンロック時」のみになっていますが、これはドアロックを解除してからキーのパワーリフトゲート操作が可能になるという設定で、「ロック/アンロック時」の設定にすると、ドアロックを解除しなくてもキーのパワーリフトゲート操作が可能になるという設定です。
一旦、ドアロックを解除してから、パワーリフトゲートを作動させるのが面倒な方は、「ロック/アンロック時」 の設定にしておくと良いかと思います!
ちなみに、ハンズフリーリフトゲートを使うなら、ドアロック時でも足で開けることができます。
エクステリアライト
エクステリアライト関係の各種設定を行います。
設定メニュー | 設定項目 |
オートライト感度調整 | 高い・やや高い・標準・やや低い・低い |
アダプティブ・LED/ヘッドライト(ALH) | ALH:ON、マーキングライト:ON ALH:ON、マーキングライト:OFF OFF |
デイタイム・ランニング・ランプ(DRL) | 有効・無効 |
カミング・ホーム・ライト | 30秒・60秒・90秒・120秒・OFF |
リービング・ホーム・ライト | 有効・無効 |
リセット | 設定の初期化 |
オートライト感度調整
オートライトの感度を 高い・やや高い・標準・やや低い・低い から選ぶことができます。
暗くなったのになかなかヘッドライトが点かないと感じる場合は感度を高めに設定します。
逆にそんなに暗くなってないのにヘッドライトが点くなあと感じる場合は感度を低めに設定すると良いでしょう。
アダプティブ・LED/ヘッドライト(ALH)
アダプティブLEDヘッドライト(ALH)は、夜間走行時に前方の状況を判断して、ヘッドランプの照射範囲や明るさを自動的に変化させるシステムです。
※マーキングライト搭載車以外の場合はALHをONにするかOFFにするかの設定のみとなります。
以下の3通りの設定ができます。ALHを使いたくない場合はOFFにします。
AHLを使う場合はマーキングライトをONにするかOFFにするかの設定があります。
- ALH:ON、マーキングライト:ON
- ALH:ON、マーキングライト:OFF
- OFF
マーキングライトというのは、自車と衝突する可能性がある歩行者をヘッドランプで強調照射するという機能です。
ヘッドランプがロービームのとき、歩行者の部分だけハイビームの一部光源で照射します。

また、ヘッドランプがハイビームのときは、歩行者への照射のみ点滅させます。

デイタイム・ランニング・ランプ(DRL)
いわゆるデイライトです。
例えばCX-60やCX-30などの場合は、このマツコネの設定でデイライトを点けるか点けないかの設定ができます。
例えばCX-5などでデイライトを装備している場合は助手席の足元左側にデイライトのON/OFFスイッチがあります。
カミング・ホーム・ライト
降車後のヘッドランプの自動消去時間の設定です。
30秒・60秒・90秒・120秒・OFFから選ぶことができます。
エンジンを切って車両を降りるときにランプスイッチのレバーをパッシングのように手前に引くとヘッドランプが点灯します。そうすることで暗い夜に車を降りるときに設定した時間だけ周囲を明るく照らしてくれるという機能です。

リービング・ホーム・ライト
ドアロック解除時のヘッドランプ点灯を有効するか無効にするかの設定です。
夜暗いときに出発する場合、キーでドアロック解除すると周囲を明るく照らしてくれるので車に乗り込む際の足元などの安全を確認できるという機能です。

インテリアライト
インテリアライト関係の各種設定を行います。
設定メニュー | 設定項目 |
間接照明 | 暗い・中間・明るい・OFF |
ドア閉連動照明点灯時間 | 7.5秒・15秒・30秒・60秒 |
リセット | 設定の初期化 |
間接照明
車種・グレードにより装備されている間接照明の明るさの設定です。
アンビエントライトや足元照明、ダウンライトなどの明るさが設定できます。
暗い・中間・明るい・OFF から選ぶことができます。
ドア閉連動照明点灯時間
これはなんでしょう?
例えば夜車に乗り込むときにルームランプが点灯して車内が見える状態になりますが、ドアを閉めてから何秒後にルームランプを消灯させるかという設定です。
7.5秒・15秒・30秒・60秒 から選ぶことができます。
ドアを閉めたあとしばらくルームランプを点灯させておきたいという方は長めの時間に設定すると良いでしょう。
オートワイパー
有効にすると雨滴感応のオートワイパー、無効にすると、間欠ワイパーになるという設定です。
オートワイパー:有効・無効
自動格納ドアミラー
ドアロックに連動してドアミラーを格納するかどうかの設定です。
自動格納ドアミラー:有効・無効
方向指示器
ウィンカーの設定を行います。
設定メニュー | 設定項目 |
スリーフラッシュターンシグナル | 有効・無効 |
ウインカー音量 | 小・中・大 |
リセット | 設定の初期化 |
スリーフラッシュターンシグナル
これはウインカーレバーを軽く動かしただけでウインカーが3回点滅しますという設定です。
車線変更時などに使いますね。
ウインカー音量
ウインカーのカチッ カチッの音の大きさを 小・中・大 から選ぶことができます。
リアウインドーデフォッガー
リアウインドーデフォッガー:自動OFF・連続
これはリアウインドウの曇り取り、ドアミラーヒーターがある車種ならドアミラーヒーターも、そして4WD車ならフロントワイパー部分の氷溶かし(ワイパーデアイサー)も作動するスイッチの設定ですが、初期値の自動OFFは、15分間作動したあと自動でOFFになるという設定で、連続というのはスイッチでOFFにするまでずっと作動するという設定です。
初期値は15分でオフになる”自動OFF”です。
快適装備オートエアコン連動
快適装備オートエアコン連動の設定を行います。
設定メニュー | 設定項目 |
運転席シート快適機能 | 有効・無効 |
助手席シート快適機能 | 有効・無効 |
ステアリングヒーター | 有効・無効 |
これは、車種によって装備状況が違いますが、エアコンをAUTOに設定しているときに、車が車内温度等を判断してシートヒーターやステアリングヒーターを自動で作動させてくれるという機能です。
シートベンチレーション付きの車種であれば、夏の暑い日などは自動でベンチレーションが作動してくれます。
ドライビングポジション
ドライビングポジションの設定を行います。
設定メニュー | 設定項目 |
乗降時シート移動量 | 標準・少なめ・OFF |
乗降時ステアリング移動 | 有効・無効 |
リセット | 設定の初期化 |
これは現状(2025年8月)だとCX-60とCX-80の自動ドライビングポジションガイドが搭載されている車両だけの設定です。
乗降時に乗り降りしやすい位置にシートが移動しますが、その移動量が 標準・少なめ・移動しないOFF という設定です。
また、乗降時に電動チルト&テレスコピックステアリングを移動させるかどうかの設定もできます。
給油口ロック
給油口ロック時間:0秒・30秒・60秒・90秒・120秒
初期値は90秒ですが、これはなにかというと、ドアロックをしてから何秒後に給油口がロックされるかという設定です。
0秒はドアロックと同時にロックです。
最後に
いかがでしたでしょうか。
というわけで、今回はマツコネの”車両装備”の設定項目をひとつずつ細かく解説してみました!
少しでもみなさんの参考になればと思います!
本記事の内容とほぼ同じですが、YouTube動画でも公開しています。
多少は動画のほうが分かりやすい部分もあるかと思いますので気になる方はチェックしてみてください!
最後までお読みいただきどうもありがとうございます!
またです!