マツダ車 取説に書かれていない安全装備の設定値詳細

マツコネ 安全装備アイキャッチ画像
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なっとーです こんにちは!

マツコネ(マツダコネクト)では画面表示、サウンド、安全装備、車両装備、モバイル機器連携、ドライバーパーソナライズ、システムのような各種設定項目がありますが、今回は設定項目の多い”安全装備”の設定項目・設定値をひとつずつ細かく解説してみます!

設定値の詳細までは取説に載っていないのでよく分からないという方も多いと思います。
是非最後まで読んでいただければと思います!

マツコネのホーム画面から「設定」を選ぶとその中に「安全装備」の設定メニューが表示されます。

マツコネ 安全装備メニュー

この車両装備の設定ですが、CX-60のXD-HYBRID の設定メニューを使ってお話しします。
だいたいは同じですが、車種やグレード、年式によりメニュー階層やメニュー項目、設定値などが違います

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運転支援

運転支援メニューの設定値です。

設定メニュー設定項目
CTS作動キャンセル時の通知設定音・ステアリング振動
車間制御有効・無効
標識連動車速設定手動・OFF
 標識連動車速調整+0km/h・+3km/h・+5km/h・+10km/h
操作確認音有効・無効
交通標識認識システム有効・無効
速度標識警報表示のみ・表示+ブザー・OFF
 速度標識閾値+0km/h・+3km/h・+5km/h・+10km/h
リセット設定の初期化

CTS作動キャンセル時の通知設定

CTS(クルージング&トラフィック・サポート)を設定して走行中に車線が消えていたりして車が車線を認識できなくなったときにCTS作動がキャンセルされますが、そのときに音で知らせるか、ステアリングの振動で知らせるかという設定です。

車間制御

車間制御を無効に設定すると、MRCC(マツダレーダークルーズコントロール)やCTS使用時でも先行車に車間を保って追従する走行はせず、設定した速度で走行するだけのクルーズコントロールとして動作します。

標識連動車速設定

”手動”に設定していると、CTSやMRCCで速度を設定する際、ステアリングの「RES」スイッチを押したときに速度標識から設定速度を取り込んでくれます。
標識連動車速設定を使わない場合はOFFに設定しておきます。

※標識連動車速設定の機能を使うためには純正ナビゲーション用SDの装着が必要です。

標識連動車速調整

標識連動車速調整として+0km/h・+3km/h・+5km/h・+10km/hの設定項目があって、例えば+5km/hの設定にしていると、50km/hの速度標識を読み取っているときは、RESスイッチを押すことで、55km/hの車速が設定されるということです。

操作確認音

CTSやMRCCで速度設定をする際など、操作の確認音を鳴らすか鳴らさないかの設定です。

交通標識認識システム

交通標識の認識をするかしないかの設定です。
無効にしているとメーターパネルやアクティブ・ドライビング・ディスプレイに速度標識や一時停止などの標識が表示されなくなります。
そして、先ほどお話しした標識連動車速設定も作動しなくなるということですね。

速度標識警報

読み取った速度標識よりスピードが出ているときに速度超過の警報が出るかどうかの設定です。
例えば、表示+ブザーに設定していると、メーターパネルやアクティブ・ドライビング・ディスプレイに表示されている速度標識の周りがオレンジ色に3回点滅し、同時に警報音が3回鳴ります。
そして速度超過の状態が続いていれば、点灯に切り替わります。

速度標識閾値

速度標識閾値という設定があって、+0km/h・+3km/h・+5km/h・+10km/h(車種・年式によって違います)例えば+5km/hに設定している場合、40km/h制限の標識を認識しているときに 45km/hを超えると警報、という動作になります。

リスク警報

リスク警報メニューの設定値です。

設定メニュー設定項目
前側方接近車両検知表示のみ・表示+ブザー・OFF
 警報タイミング早い・普通・遅い
後側方接近車両検知表示のみ・表示+ブザー・OFF
車線逸脱警報システム有効・無効
 警報種別ブザーのみ・振動のみ・振動+ブザー・OFF
ブラインド・スポット・モニタリング表示のみ・表示+ブザー・OFF
 警報タイミング早い・普通・遅い
降車時警告表示のみ・表示+ブザー・OFF
 降車時警告タイミング早い・普通・遅い
リセット設定の初期化

前側方接近車両検知(FCTA)

前側方接近車両検知 フロント・クロス・トラフィック・アラート

交差点などで自車が発進する際の左右確認を支援するシステムです。左右前方の死角から接近する車両を検知すると、画面表示と警報音で運転者に危険を知らせます。

表示のみ・表示+ブザー・OFF から選ぶことができます。

メーターとアクティブ・ドライビング・ディスプレイに矢印のような表示がでますが、自車が停止しているときは白、自車が動いているとき(10km/h未満のとき)はオレンジ色の表示がでます。

警報タイミング

検知してから警報するまでの時間を、早い・普通・遅い から選ぶことができます。

後側方接近車両検知(RCTA)

後側方接近車両検知 リア・クロス・トラフィック・アラート

駐車場などで自車が後退する際の後方確認を支援するシステムです。
左右後方から接近する車両を検知すると、各種表示と警報音で運転者に危険を知らせます。

表示のみ・表示+ブザー・OFF から選ぶことができます。

センターディスプレイのバックモニター上にオレンジ色の矢印のような表示がでます。
また、ドアミラーのBSM(ブラインドスポットモニタリング)も表示されます。

車線逸脱警報システム

車線逸脱警報システムは、自車が車線から逸脱する可能性があることを知らせるシステムです。
自車が車線から逸脱する可能性があると、警報と画面表示で運転者に危険を知らせます。
メーターやアクティブ・ドライビング・ディスプレイに車線が表示されます。

<作動条件>

  • 車速が約60 km/h以上のとき
  • 車線の白線、または黄色線を検知しているとき
  • CTSのステアリングアシスト機能が作動していないとき
  • 車線から逸脱する可能性があるとシステムが判断したとき

警報種別

ブザーのみ・振動のみ・振動+ブザー・OFF から選ぶことができます。
振動とはステアリングの振動です。

ブラインド・スポット・モニタリング(BSM)

車線変更時の運転者の後方確認を支援するシステムです。
自車の後方から接近する車両を検知すると、各種表示と警報音で運転者に危険を知らせます。

表示のみ・表示+ブザー・OFF から選ぶことができます。

警報タイミング

検知してから警報するまでの時間を、早い・普通・遅い から選ぶことができます。

降車時警告

降車時警告機能が作動している場合は、BSM作動時と同様に接近表示灯の点灯と画面表示(白)で接近車両の存在を知らせます。
さらに、接近車両を検知している方向のドアを開けると、BSM作動時と同様に接近表示灯の点滅、警報音、警告表示 (オレンジ) で危険を知らせます。

表示のみ・表示+ブザー・OFF から選ぶことができます。

降車時警告タイミング

検知してから警報するまでの時間を、早い・普通・遅い から選ぶことができます。

事故回避支援

事故回避支援メニューの設定値です。

設定メニュー設定項目
ディスタンス&スピード・アラート有効・無効
レーンキープ・アシスト・システム有効・無効
スマート・ブレーキ・サポート有効・無効
 衝突警報タイミング早い・普通・遅い
 左右接近物検知有効・無効
 右直事故回避アシスト有効・無効
AT誤発進抑制制御[前進時]有効・無効
AT誤発進抑制制御[後退時]有効・無効
スマート・ブレーキ・サポート[後退時]有効・無効
緊急時車線維持支援有効・無効
 ロードキープアシスト有効・無効
 側方危険回避アシスト有効・無効
リセット設定の初期化

ディスタンス&スピード・アラート(DSA)

先行車との車間距離が近いことを画面表示で運転者に知らせるシステムです。

次の条件をすべて満たしている場合に、先行車との車間距離が近いことを画面表示で運転者に知らせます。

  • 車速が約30 km/h 以上のとき
  • 先行車との車間距離が近いとシステムが判断したとき
  • DSAが作動している場合は、

レーンキープ・アシスト・システム(LAS)

自車が車線から逸脱することの回避を支援するシステムです。
自車が車線から逸脱する可能性があると、LASが車線からの逸脱を回避するようにハンドル操作をアシストします。

次の条件をすべて満たしている場合に、LASが作動してハンドル操作をアシストします。

車速が約60km/h以上のとき
車線の白線 (黄色線) を検知しているとき
CTSのステアリングアシスト機能が作動していないとき
車線から逸脱する可能性があるとシステムが判断したとき

ハンドル操作アシストが作動している場合は、画面表示で運転者に知らせます。
さらに、ハンドル操作アシストが作動しても運転者がハンドル操作をしない場合は、警報音が鳴ります。

スマート・ブレーキ・サポート(SBS)

ブレーキ制御をすることで衝突回避および衝突時の被害軽減を図るシステムです。車両に搭載されたセンサーやカメラで対象物を検知し、その対象物と自車が衝突する可能性があるとブレーキ制御をします。

衝突警報タイミング

検知してから警報するまでの時間を、早い・普通・遅い から選ぶことができます。

左右接近物検知

出会い頭事故の回避および被害軽減を図る機能です。
出会い頭に衝突する可能性があると、ブレーキ制御をすることで衝突の回避/衝突時の被害軽減をします。

右直事故回避アシスト

交差点右折時における対向車との衝突回避および衝突時の被害軽減を図る機能です。
自車が交差点を右折する際に対向車と衝突する可能性があると、画面表示と警報音で運転者に危険を知らせます。
さらに、衝突の可能性が高まったときには、ブレーキ制御をすることで衝突の回避/衝突時の被害軽減をします。

AT誤発進抑制制御[前進時]

前方に対象物 (障害物、先行車、歩行者) がある状態で運転者がアクセルペダルを踏み込んだ場合に、AT誤発進抑制制御 [前進時] が画面表示と警報音で運転者に危険を知らせるとともに、エンジン出力を抑制します。
さらに、衝突の可能性が高まった場合にはブレーキ制御をします。

AT誤発進抑制制御[後退時]

後方に対象物 (障害物、歩行者) がある状態で運転者がアクセルペダルを踏み込んだ場合に、AT誤発進抑制制御 [後退時] が画面表示と警報音で運転者に危険を知らせるとともに、エンジン出力を抑制します。

スマート・ブレーキ・サポートト[後退時]

緊急時車線維持支援

自車が後方の対象物 (障害物、歩行者) と衝突する可能性があると、画面表示と警報音で運転者に危険を知らせます。さらに、衝突の可能性が高まったときには、ブレーキ制御をすることで衝突の回避/衝突時の被害軽減をします。

ロードキープアシスト

道路外へ逸脱する可能性があると、道路外への逸脱を回避するようにハンドル操作をアシストします。また、画面表示と警報音で運転者に危険を知らせます。

側方危険回避アシスト

車線変更または車線逸脱によって、自車が隣接車線の車両と衝突する可能性があると、側方危険回避アシスト機能がもとの車線にもどるようにハンドル操作をアシストします。また、画面表示と警報音で運転者に危険を知らせます。

ドライバー異常時対応システム(DEA)

ドライバー異常時対応システムメニューの設定値です。

2025年8月現在、DEAが搭載されているのはCX-60とCX-80の搭載グレードまたはメーカーオプション。
ドライバーモニタリング機能はCX-30とMAZDA3の搭載グレードまたはオプションで搭載されます。

設定メニュー設定項目
脇見・眠気警報有効・無効
急病時の自動緊急停止有効・無効
居眠り時の自動緊急停止有効・無効
リセット設定の初期化

※居眠りの検知によるDEA作動、緊急時に路肩に停車させる機能の使用には純正のナビゲーション用SDの装着が必要です。 

脇見・眠気警報

ドライバーモニタリングカメラで、脇見や眠気を検知するかどうかの設定です。
検知すると画面表示と警報音で運転者に休憩を促します。

急病時の自動緊急停止

急病検知機能は、運転者の異常姿勢を検知した場合に急病が起きていると判断します。
運転者の急病を検知すると、DEAが作動します。

居眠り時の自動緊急停止

DEAが作動すると非常点滅表示灯の点滅を開始し、間もなく緊急停車することを乗員に報知しながら、運転者の正常/異常判定を行います。
運転者が通常運転状態に復帰せずDEAがキャンセルされない場合には、非常点滅表示灯に加え、ブレーキランプの点滅とホーンの吹鳴(すいめい)を開始し、車両を減速・停止させます。

ビューモニター

設定メニュー設定項目
車両の始動後の自動表示有効・無効
優先表示ビュー[STV]シースルー・フロントワイド・前回表示
優先表示ビュー[360VM]サイド・フロント・フロントワイド・前回表示
フロントビュー自動表示有効・無効
予想進路線表示有効・無効
リセット設定の初期化

車両の始動後の自動表示

エンジンをかけたときにセンターディスプレイに360°ビューモニターを自動的に表示するかどうかの設定です。
発進時に車両の周囲に例えば小さい子供や障害物がないかを確認できるので有効にしておくと安全です。

優先表示ビュー[STV]

シースルービュー(STV)は 2025年8月現在 CX-60とCX-80の搭載グレードまたはメーカーオプション装着車のみの機能です。

シースルービュー(STV)に切り替えたとき、シースルー・フロントワイド・前回表示 から優先して表示する画面を選ぶことができます。

優先表示ビュー[360VM]

360VMに切り替えたときに、サイド・フロント・フロントワイド・前回表示 から優先して表示する画面を選ぶことができます。

フロントビュー自動表示

バックするときにバックモニターが表示されますが、その後、D(ドライブ)にして前進したときにフロントビューを表示するかどうかの設定です。
これを有効にしていると駐車場などで前後の切り換えしをするときなど便利です。

予想進路線表示

360°ビューの予想進路線を表示するかどうかの設定です。

パーキングセンサー

設定メニュー設定項目
パーキングセンサー表示有効・無効
パーキングセンサー(リア)警報音量小・中・大・OFF
パーキングセンサー(フロント)警報音量小・中・大・OFF
リセット設定の初期化

パーキングセンサー表示

駐車時などに車両周辺の障害物を検知して運転者に知らせることで、運転者の安全確認を補助するシステムです。
障害物を検知すると、画面表示と警報音で障害物までの距離を運転者に知らせます。

パーキングセンサー(リア)警報音量

パーキングセンサー(リア)の警報音量を 小・中・大・OFF から選ぶことが出来ます。

パーキングセンサー(フロント)警報音量

パーキングセンサー(フロント)の警報音量を 小・中・大・OFF から選ぶことが出来ます。

ペダル操作警告

ペダル操作警告の設定です。

設定メニュー設定項目
ペダル操作警告有効・無効

ペダル操作警告

走行中にアクセルべダルとブレーキペダルを同時に踏んだときに警告するかどうかの設定です。

最後に

いかがでしたでしょうか。

というわけで、今回はマツコネの”安全装備”の設定項目をひとつずつ細かく解説してみました!
少しでもみなさんの参考になればと思います!

本記事の内容とほぼ同じですが、YouTube動画でも公開しています。
多少は動画のほうが分かりやすい部分もあるかと思いますので気になる方はチェックしてみてください!

最後までお読みいただきどうもありがとうございます!

またです!

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