MAZDA CX-30に対応したテレビキットの取り付け作業記事です。
※MAZDA3もほぼ同じだと思います。
今回取り付けるテレビキットはこちらのデータシステム・UTV414Sになります。
CX-5/CX-8用となっていますが、CX-30、MAZDA3にも対応しています。
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ご自分で作業される方は参考にしてみてください。
※取付作業はあくまで自己責任でお願いいたします。
作業手順
大まかな手順は以下通りです。
- 作業準備と注意事項
・バッテリーマイナス端子を外す
・作業時の傷防止対策
- デコレーションパネルを外す
養生&パネル外し
- マツコネユニットを外す
エアコン操作パネル付近の養生
マツコネユニット取り出し
- テレビキットを取り付ける
OFF起動/ON起動設定
テレビキット本体の接続
事前の動作確認
- マツコネユニット戻し&パネル戻し
マツコネユニットを戻す
デコレーションパネルを戻す
- 動作確認
- まとめ
作業準備と注意事項
UTV414Sの説明書に、テレビキット装着時は必ずバッテリーのマイナス端子を外して作業してくださいと書かれていますので、それに従いバッテリーのマイナス端子を外します。
ただし、バッテリーのマイナス端子を外すと、作業後に以下の初期設定が必要になる場合がありますので注意事項として載せておきます。
バッテリーのマイナス端子を外す場合の注意事項
バッテリーのマイナス端子を外すと、i-stopやパワーウィンドウの初期設定などが必要になる場合が
あります。
今回のCX-30の場合、i-stop、パワーウィンドウは問題なかったのですが、バッテリー接続後、初回のドアロック解除をしたときにドアミラーが開かず、ドアミラー開閉スイッチで開きました。
以降、問題なくドアアンロック、ドアロックでドアミラー開閉します。
作業後、パワーウィンドウの動作に異常がある場合
◆パワーウィンドウの初期設定
1.エンジンスイッチをONにする。
2.パワーウィンドウスイッチを押し、ウィンドウを全開にする。
3.パワーウインドスイッチ上方一杯まで引上げてウィンドウを全閉にし、その状態を約2秒以上保持する。(これだけです)
作業後、i-stopが正常に動作しない場合
◆i-stopの初期設定
これはネットで多くの方が書かれている設定内容になります。 (元々はマツダの整備情報だと思います) 大変申し訳ないのですが、私はi-stop問題がなくこの手順はやっていないためご質問にお答えすることはできませんので何卒ご了承ください。
1.バッテリ(−)端子を切離した状態で、5分間以上経過させる。
2.電流センサのコネクタを切離す。
3.バッテリ(−)端子を接続し、10秒以上待つ
4.電流センサのコネクタを接続する。
5.エンジンスイッチを2回押す (エンジンはかけない)にし、15秒以上(1分以内)待つ。
6. i-stop OFFスイッチを押し続け、iーstop表示灯(緑)が点滅状態になるのを確認する。(約10秒間) ※i-stop警告灯(橙)が点滅する場合、バッテリ点検を行う。i-stop警告灯(橙)が点灯する場合、 手順に不備がある為1からやり直す。
7.エンジンスイッチをOFF (LOCK) にする。
8.ISC学習
①ボンネットを閉じる。
②エンジンを始動する。
③電気負荷無しでエンジンを完全暖機する。
9.ステアリング舵角センサ初期設定
①ステアリング・ホイールをロック トゥロックする。
②エンジン・スイッチをOFF (LOCK)にする。
10.ISC学習の正否確認(以下の手順を25秒以内に実施する)
① エンジンスイッチを2回押す (エンジンはかけない) にし、5秒以内にi-stop OFFスイッチを3秒間以上長押しする。(i-stop警告灯(橙)が点灯する)
② エンジンを始動する。
③i-stop OFFスイッチを1回長押しする
④i-stop警告灯(橙)の点灯から、istop表示灯(緑)の点滅に切替わることを確認する。
⑤i-stop 表示灯 (緑) が消灯するまでアイドル状態 (電気負荷無し) で待つ。
⑥i-stop 表示灯 (緑) が消灯後、エンジン・スイッチをOFF (LOCK) にする。
11.i-stop制御作動確認
①エンジンを始動し、i-stop表示灯(緑)が消灯していることを確認する。
②車速4 km/h以上で走行し、車両を停止させi-stop制御によるエンジン停止、および再始動が行われるか確認する。
バッテリーマイナス端子を外す
上記の注意事項があることを理解したうえでバッテリーのマイナス端子を外します。
作業時の傷防止対策
デコレーションパネルやマツコネを外した時に傷がつかないようにセンターコンソール部分とステアリングに大きめのタオルをかけておきます。
デコレーションパネルを外す
デコレーションパネルを外します。
※デコレーションパネルの外し方が分かる方は次のページへ飛んでください。
養生&パネル外し
まず助手席側のドアを開けます。
CX-5、CX-8の時はグローブボックスを開てデコレーションパネルの下あたりに指をかけて引くことで外し始めることができたのですが、CX-30はグローブボックスを開けてもパネルの下は触れないのでこの方法は使えませんでした。
テレビキットの説明書にもありますが、この辺りに養生テープを貼り、リムーバー(内張り外し等)を差し込みながら隙間を開けます。
隙間が開いたら指を入れて手前に引きます。結構力が必要でした。
後は慎重かつ大胆に^^ 徐々に右側方向も外していきます(クリップで留まっているだけです)
両手で外していきましょう。
少し怖いですが・・バキバキと剥がしていきます。
一気にバン!っと外れました、ワイパーのレバーやステアリングに当たる可能性がありますので、予めステアリング周りにタオルをかけておいて正解です!
CX-5、CX-8のようにエンジン Start/Stopボタンやハザードのコネクタを外す必要はありません。
以上でデコレーションパネル外しは完了です。
「マツコネユニットを外す」「テレビキットを取り付ける」は次のページです。
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