初めて電動パーキングブレーキとオートホールドが付いているマツダ車にお乗りになる方は是非最後まで読んでみてください。
電動パーキングブレーキ(EPB)には緊急時のための機能もあります。
また、EPBとオートホールド機能の関係も知っていて損はないと思います。
ちなみに本記事で使用している車は2021モデルのCX-8です。
CX-8の取扱説明書の内容をベースとしています。
電動パーキングブレーキ(EPB)
まず、電動パーキングブレーキ(EPB)は、電気モーターでパーキングブレーキをかける装置です。
従来のサイドブレーキより簡単に操作できたり自動でパーキングブレーキをかけてくれたりもします。
ただ、あくまで”電動”なので、当然バッテリーがあがってしまうとEPBをかけることも解除することもできなくなってしまうところは注意が必要です。
EPB ON
下の画像のこのスイッチを上に引き上げることで電動パーキングブレーキをかけることができます。
かけると電動パーキングの(キュゥーー)というモーター音が少し聞こえます。
EPB OFF(手動)
EPBは手動で解除することも、アクセルを踏んで自動解除することもできます。
手動で解除する場合は、フットブレーキをしっかり踏んだ状態で下の画像のようにEPBスイッチを下に押し込むことで解除できます。
フットブレーキを踏まずにEPBスイッチを押してもメーター内に「ブレーキペダルを踏んでください」というメッセージが表示されてEPB解除はできません。
EPB OFF(自動)
アクセルを踏むと発車しようとすると自動的にEPBは解除されそのまま走行することができます。
ただし自動解除には以下の条件があります。
EPB自動解除の条件
アクセルを踏んでEPBを自動解除するには以下の条件があり、条件がクリアされていないと自動解除はできないようになっています。
- エンジン回転中のとき
- 運転席ドアが閉まっているとき
- 運転席シートベルトを着用しているとき
- セレクトレバーがD、M、Rの位置のとき
上記の条件が一つでもクリアできていない場合はアクセルを踏んでもEPBが解除されず発車することができないようになっています。
ただし、これは自動解除の話で、手動でEPBを解除することは可能です。
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