2024年12月9日にCX-60の商品改良情報がマツダのニュースリリースに掲載されましたね。
今回の商品改良でどのへんが変わったのかというお話しをマツダニュースリリースやCX-60のカタログを見ながらお話しします。
操縦安定性・乗り心地の向上
まず気になる乗り心地等の改良ですね。
ニュースリリースによると、”バネ、ダンパー変更を中心にサスペンションのセッティングを見直し、操縦安定性と乗り心地を向上” となっています。
CX-80で乗り心地が良くなったということもあってCX-60の商品改良にも反映されるとは思っていましたけどね。
操縦安定性というのはどういう感じに変わったのか気になります。
商品改良版のCX-60の試乗ができたらそのへんまた記事にしてみたいと思います!
それから、”パワステやAWD等の制御を最適化” ですね、”制御を最適化” ・・となっているのでこのへんはリプロで対応できるレベルの話、または改良前の車両でも既にリプロで対応されているものか・・ちょっと分からないですが既にCX-60に乗っている方もリプロでなんとかなりそうな感じですかね。
そして、走行中の様々な騒音・振動への対策を織り込み、静粛性を向上・・と書かれています。
私のCX-60でもたまに内装のビビり音などが気になるときがあるのですが、そのへん対策されたということですかね。
どちらにしても、静粛性が向上するのは良い話ですね。
改良前のCX-60オーナーにもフィードバックしてもらえたらいいなと思います。
新グレード「XD SP」の設定
次に新グレード追加の話です。
ディーゼルのXD SPという新グレードは、”20インチアルミホイールを装着し、外装をブラックで引き締めたスポーティグレード” となっています。
このXD SPグレードが追加となった変わりにこれまでのXD、XD S Packageが無くなった感じですね。
XD SPはこれまでのXD S Packageに対して、以下の点が変更点となっています。
アルミホイール XD SP専用 20インチホイール(ブラックメタリック塗装)
これまでのXD S Packageは 18インチホイール(グレーメタリック塗装)でした。
フロントグリル ハニカムタイプ(ピアノブラック)
これはプレミアムスポーツやエクスクルーシブスポーツのスポーツ系と同じグリルですかね。
シグネチャーウイング ブラッククローム
こちらもスポーツ系グレードと同じようにブラッククロームになっていますね。
ちなみにこちらは改良前のCX-60 XD S Package。
グリルは縦基調のグリルでシグネチャーウイングはクロームメッキでした。
サイドシグネチャ―ガーニッシュ ブラッククローム テクノロジーバッジ付(INLINE6)
サイドシグネチャーガーニッシュもブラッククロームで、これまではXD-HYBRID系にしかなかったINLINE6のテクノロジーバッジが付いています。
直列6気筒ディーゼルの証のようなこのテクノロジーバッジはディーゼルモデルに最初からあってよかったと思っていましたが今回付きましたという感じです。
このINLINE6のバッジは、XD SP以外に、XD LパッケージとXD ExclusiveModeにも付きました。
ちなみに、XD LパッケージとXD ExclusiveModeのサイドシグネチャーガーニッシュはブラックからクロームメッキに変わっています。
・ドアミラー グロスブラック
あと、ドアミラーもグロスブラックです。
特別仕様車「XD-HYBRID Trekker」の設定
よりアクティブなライフスタイルというイメージの特別仕様車「XD-HYBRID Trekker」が設定されました。
XD-HYBRID のExclusive Sportsがベースとなっているグレードですね。
自然に溶け込むカラーとして、「ジルコンサンドメタリック」がTrekkerグレードの専用色として設定されました。
専用色ということで、他のCX-60のグレードにはジルコンサンドメタリックの設定はないです。
なので、ジルコンサンドメタリックのCX-60が良い場合は、このXD-HYBRIDのTrekkerグレード一択となります。
そして、Exclusive SportsではメーカーオプションのパノラマサンルーフがTrekkerでは標準装備となっていますね。
それからこれがTrekkerグレードの特徴ですが、急ブレーキ・事故等の際、2列目や前席への荷物の侵入を防止するパーティションネットが装備されています。荷物を沢山積んでキャンプなどをするときに良い装備かなと思います。
Trekkerの意味として旅とか冒険というイメージなので、ガソリンモデルやディーゼルモデルにもこの特別仕様車があっても良かった気がするんですけどね、この特別仕様車のTrekkerはXD-HYBRID(ディーゼル+マイルドハイブリッド)だけの特別仕様車になっています。
カタログ記載を確認してみて
では、カタログの主要諸元・主要装備の気になったところをお話ししてみますね。
グレード体系の話
ガソリンモデルは変更なし、ディーゼルはXD、XD S Packageがなくなって、XD SPが追加ですね。
ディーゼル+Mハイブリッドでは、特別仕様車のTrekkerグレードが追加、PHEVはExclusive SportsとExclusive Modernがなくなって、L Packageが追加されていますね。
エンジンスペックの話
ガソリン、ディーゼル、ディーゼル+Mハイブリッド、PHEVと馬力やトルクなどのスペックは変更がないようです。
燃費の話
燃費は全体的に商品改良前のカタログ値と変わっているようですね。
改良による影響なのか、測定し直して数値が変わったということなのかはちょっと分からないですが微妙に変わっています。
例えば私のXD-HYBRIDのプレミアムスポーツで見てみると・・
WLTCモード燃費が改良前の21.0km/Lに対して、20.9km/L・・、18.0km/Lだった市街地モードが今回は17.5km/Lになっています。
そして同じXD-HYBRIDの特別仕様車のTrekkerですが、21.4km/Lになってますねー、、なぜでしょう??
市街地モードも18.7km/Lと燃費が良い方向になっています。
ちなみに車両重量が10kg程度重くなっています。
私のXD-HYBRIDのプレミアムスポーツが1,940kgだったんですが、商品改良後の同モデルは1,950kgです。
これが燃費に影響しているのかなとも思ったんですが、Trekkerは1,970kgなのに燃費が良いので違いますよね。
ちょっと不思議です。
装備の話
ドライバー異常時対応システム
XD S Packageはメーカーオプションでしたが、XD SPは設定無しです。
以前のXDベースグレードと同じですね。
パノラマサンルーフ
改良前は25S Lパッケージにメーカーオプションでしたが、25S Lパッケージは設定無しになっています。
25S ExclusiveModeがメーカーオプションだったのは同じです。
そしてXD Lパッケージも以前はメーカーオプションでしたが、設定無しです。
そしてXD Exclusive Modeはパノラマサンルーフが標準装備でしたが今回はメーカーオプションになっています。
新グレードでは、XD SPとPHEV Lパッケージには設定なし、XD-HYBRIDのTrekkerには標準装備となっています。
センターディスプレイ
25S S Package12.3インチがメーカーオプションだったのが、今回は10.25インチの設定のみ、その代わり、25S Lパッケージは12.3インチがメーカーオプションだったのが、今回は12.3インチが標準となっています。
XD SPは10.25インチが標準で12.3インチはメーカーオプションとなっています。
スマホのワイヤレス充電(Qi)
スマホのワイヤレス充電(Qi)は25SのS Package以外全て標準装備になりました。
細かい違いはまだまだ色々あると思いますが、私が気になった部分を一部お話ししてみました。
気になる価格は次のページです。