CX-30のCTS(クルージング&トラフィック・サポート)機能を高速道路で使ってみました。
どのように設定して使うのかについてできるだけ分かりやすくお話します。
また、使い勝手はどうだったかなどについてもお話します。
最初はとっつきにくいかもしれませんが、CTSは使い方さえ覚えればとても簡単に使えますので、是非使ってみてください。
CTSとは
そもそもこのMAZDAのCTSはどのようなシステムなのか?
CX-30のカタログ(スペック表)には下記のように書かれています。
追従走行機能とステアリングアシスト機能により、高速道路や自動車専用道路の渋滞時に運転疲労の軽減をサポートするシステムです。先行車との車間距離を一定に保つ追従走行に加え、車線を検知している場合はステアリングアシスト機能が車線に沿った走行をアシスト。低速で車線を検知していない場合は、先行車の走行軌跡に沿った走行をアシストします。
引用元:MAZDA CX-30カタログ (スペック表)
というわけで、今回は2021年モデルのCX-30 20S L Packageで高速道路でCTSを使用してみました。
CTSはMRCC(マツダレーダークルーズコントロール)の機能にステアリングサポートを追加したようなシステムですね。つまり自動追従+ステアリングサポートです。
CTSの使い方・インプレ
起動
ステアリングスイッチのCTSのスイッチ(下の画像の赤丸)を押すことでCTSが起動します。
ちなみに、その右側のスイッチはMRCC(マツダレーダークルーズコントロール)のスイッチです。
すると、メーター内の下の方にハンドルのマークと車速設定のマークが白色で表示され、CTSがスタンバイ状態で起動します。
(液晶メーター表示は何パターンかありますが、ここではこの表示パターンで説明します)
速度設定
次に車速を設定します。
下の画像のSET+/SETー(RESボタンを上下に倒して設定)で速度を設定します。
SET+/SET-は上に倒すと速度上昇、下に倒すと速度下降します。
短押しで「1km/h」単位、長押しで「10km/h」単位に設定できます。
長押しのときは「ポン」という設定音が鳴ります。
100km/hの速度に設定します。
メーターには100km/hのところにCTS設定した針が表示されました。
車線を認識するとハンドルのマークと車速設定のマークが緑色に変わってCTS動作開始となります。
車線表示も太い白線に変わります。
ステアリングサポート
CTS動作が開始されると、MRCC(マツダレーダークルーズコントロール)と同様まず先行車への追従走行が開始されてアクセル・ブレーキ操作がなくても設定した速度を上限に追従走行をします。
さらに、車線も認識してハンドルが自動的に動きます。
手を放してもハンドルが自動で動いています・・が・・
5~10秒程度でしょうか、ハンドルから手を離していると、警告が表示されハンドルを持ってくださいとなります。。これは離している時間ではなくハンドルを握って多少でも人のハンドル操作の介入があるかどうかを判断されている感じでした。
そうなんです、手を離しての自動運転は基本的にできないんですよね。
これはちょっと残念でしたね。
ハンドルは自動で動かしてくれますが、ハンドルから手を離すとピロピロ ピロピロ・・のような警告音とともにメーターパネル内にハンドルを持つように促す表示がされます。
なので、軽くでもハンドルを持っていないといけない感じです。
残念ながら、ニッサンのプロパイロットのような自動運転とは違うようです。
とはいえ、軽く持っていれば自動的にハンドルを動かしてくれるので慣れれば楽だと思います。
「車間距離設定」「一時解除」「再スタート」は次のページです。
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