CX-8 XD(ディーゼルモデル)で高速道路を走ったインプレッション記事です。
マツダ・レーダークルーズコントロール(MRCC)やレーンキープアシストシステム(LAS)などのアクティブセーフティー機能を実際に高速道路で作動させた確認をしています。
また、気になるCX-8の高速走行時のディーゼル音、合流加速、車内の静粛性はどんな感じなのか?というところも紹介します。
マツダ・アクティブセーフティ
アクティブセーフティの機能はたくさんありますが今回はその中のレーダークルーズコントロール(MRCC)とレーンキープアシストシステム(LAS)を実際高速道路で確認してみました。
マツダ・レーダークルーズコントロール(MRCC)
現在は軽自動車でもレーダークルーズコントロール機能がある時代、やはり便利で安全な機能です。
勝手にアクセル・ブレーキ操作されるなんて・・と昔は思っていましたが、設定しているからといってそれ以上の加速ができないとかブレーキをかけることができないわけではなく、前の車に追従して走ってくれるのはやはり便利です。
そんなことがあってはいけませんが、ちょっとよそ見をしている隙に前の車が一気に減速しても、車がちゃんとスピード落としてくれたり止まったりしてくれるので設定しておいたほうが安全ですね。
信号の多い一般道などではいちいち面倒ですが高速道路では私もいつも設定している感じです。
みんなレーダークルーズで走ってくれたら「あおり運転」も無くなるだろうに・・
MRCCは基本的に以下の順番で設定します。
「MODE/ON」のスイッチを押すとレーダークルーズコントロールが起動します。
アクティブ・ドライビング・ディスプレイ、および液晶メーター内にレーダークルーズコントロールの表示がされます。
レーダークルーズ走行をする速度を「SET+/SET-」ボタンで設定します。
設定した時点で「ピー」というブザー音が鳴ってレーダークルーズが開始されます。
短押しでそれぞれ±5km/hずつ増減
長押しでそれぞれ±10km/hずつ増減
ちなみに、2017年モデルのCX-5の頃は、設定速度の上限は115km/hでしたが、2021モデルのこのCX-8では上限が180km/hとなっています!
そんな設定をすることはありませんけど、120km/h制限の高速道路区間も設定されていますので115km/hではもしかしたらちょっと足りないのかもしれません。
というわけでそのような制限速度上限の変更などもあり2018年あたりから設定上限が180km/hに変わっているようです。
次に前の車との距離を「▲/▼」ボタンで4段階に設定できます。
その時の速度により車間距離は変わりますが基本の車間距離を設定するといった感じです。
個人的には一番車間が開く設定でも割りと前車との距離が近いような気がしました。
取扱説明書によると、80km/hの時、一番車間が開く4が前車との距離が約50m、3が約40m、2が約30m、一番車間が近い1の設定で約25mのようです。
仮に100km/hならそれぞれの設定の車間距離がもっと長くなるという感じです。
レーダークルーズコントロールの設定を解除する場合は「CANCEL/OFF」ボタンを押します。
なお、ブレーキを踏むなどでもレーダークルーズコントロールの前車追従は解除されます。
レーンキープアシスト(LAS)
CX-8にはレーンキープアシスト(LAS)車線逸脱警報システムが装備されています。
車線を逸脱しそうになるとステアリングを自動で戻してくれるという機能です。
これも絶対ダメな運転ですがウトウトと居眠りしそうになり車線をはみ出しそうになっても最悪ステアリングを戻してくれるので未然に危険を回避してくれるのでありがたい装備です。
実際、今回も一瞬ですがステアリングから手を放して左側の車線をはみ出しそうな感じにさせると、勝手にステアリングが右に少し回って車を戻してくれました。
すばらしい!
もちろん過信はいけません!
ちなみに、ハンドルから手を放してしばらくすると「ステアリングを握ってください」という表示が出て警告音が鳴ります。
CX-8ディーゼルの高速走行
それでは気になるクリーンディーゼルエンジンのCX-8の高速道路でのインプレです。
高速での燃費もちょっと書いてます。
ディーゼル音
マツダのクリーンディーゼルはすばらしいです。
静かでパワフルです!
ま、静かといってもアイドリング音を車外で聴けばガソリンエンジンとはぜんぜん違ってカラカラ音はします。まあ、それでも一昔前の、または、とある大手自動車メーカーのディーゼルエンジンの音とは比較にならないくらい静かです^^
高速道路の巡航状態の場合、車内からディーゼルエンジンであることはほとんど分からないですね。
逆に、高速の長い上り坂などキックダウンしてエンジン回転が上がりエンジン音が入ってくるガソリンエンジンのほうが静粛性が低いと感じる場面も多々あります。
もちろん、発進時やアクセルを一気に踏み込んだ時はディーゼル音は入ってきます。
その後一定のスピードになっている時はディーゼルかどうは分からないということです。
車内の静粛性
一般道で走っている時はもちろん静粛性の高いCX-8ですが、高速道路ではどうでしょう?
ということで音楽を鳴らさず高速道路を走ってみました。
元々、外の音はかなりシャットアウトされていて静かなんですが、高速走行をするとそれなりの走行音が聞こえてきます。というか、アスファルトの状態でかなり違いますね。
ロードノイズの小さなアスファルトもあれば、結構うるさいアスファルトもありますよね。
まあ、それはそれとして、車内で高速走行中も小声で会話するには十分な静粛性があります。
先にお話ししていますが、高速の巡航状態ではエンジン音はほとんど分からず、ガソリンとディーゼルとの差はないくらいですのでエンジンの違いは高速巡航での静粛性に影響なしといっても良いでしょう。
ただ、今は純正の19インチタイヤではなく、YOKOHAMAのPARADA Spec-Xという20インチタイヤを履いています。幅も太く、255/45R20のタイヤです。
さらに、4~5年使ったタイヤなので多少ロードノイズが大きくなっているかもしれません。新しい純正の19インチタイヤならきっともっと静粛性が高いのではと思います。
合流加速・追い越し加速
高速道路ではインターから乗って最初の合流、また、PAやSAから合流時に加速をしますが、ここでなかなかスピードに乗れない・・だと大変ですよね。
CX-8のディーゼルは、最高出力: 200ps(4000回転)、最大トルク:45.9kgf・m(2000回転)ということで、ビッグトルクで一気に加速できます!もちろんGT-Rのような加速ではありませんが^^:
そこそこ大き目なSUVの割には加速が鋭く、合流から100km/hのスピードまではあっという間です。
ちなみに100km/h時のエンジン回転数は2000回転でした。
ということで、高速で100km/h巡航時に最大トルクが出ているということになりますね!
追い越し加速が必要な場面でも、軽くアクセルを踏むだけでビッグトルクで加速して追い越しができるような感じです。思い切りアクセル踏んでエンジンを高回転まで回して馬力稼いで追い越しするのではないので余裕な感じです。
ディーゼル車は高速が得意
何度もお話ししちゃってますが、高速道路でのアクセルワークについてディーゼルのCX-8は、上り坂でキックダウン(シフトダウン)してエンジン回転を上げて上る・・のようなことが少なく、キックダウンせず同じギアでそのままグゥーーっとトルクで坂を上っていくような走りができます。
つまりアクセルワークが忙しくないので運転がかなり楽です。
というわけで、CX-8のディーゼルなら街乗りでちょこちょこ走るというよりは、高速道路のようなところでゆったり余裕の走りをするというほうが向いているかもしれません。
ま、、そんな私はCX-8のディーゼルで街乗りばかりだったりしますが^^;
もちろん街乗りだって十分余裕な走りをしてくれます!
あとは燃費ですね。
ディーゼルは軽油が安くてさらに燃費がいいので燃料費がかなり抑えられます。
ちなみに高速道路での実際の燃費は4WD車で15km/L以上という感じです。2WDだともっと燃費がいいようです。参考まで、COSTCOの軽油は1リットル 113円です(2021年8月30日現在)
静かで燃費が良くてパワフルという、マツダの2.2Lクリーンディーゼル、やはり素晴らしいです!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
マツダのアクティブセーフティ技術を実際高速道路で確認してみてこれなら事故を未然に防ぐことが出来そうだなということを改めて感じました。
なかなかディーラーでの試乗ではレーダークルーズコントロールなど設定して走行される方は少ないと思いますが、実際試してない方は試乗でも是非試していただきたいと思います。
また、CX-8(またはCX-5)を購入予定で「クリーンディーゼルってどうなんだろう??」と思っていらっしゃる方は是非試乗してみていただきたいと思います!
強力なパワー(トルク感)を感じでいただけるはずです^^
最後までお読みいただきどうもありがとうございました!
それではこのへんで終わります。
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