マツダCX-8にドライブレコーダー専用補助バッテリーを取り付けました。
エンジンOFF後に車両バッテリーから電源供給をしてドラレコの駐車監視をすると車両バッテリーが弱ってしまいます。
そこで、ドラレコ専用の駐車監視補助バッテリーを使用すると、エンジンON時に補助バッテリーに充電を行いエンジンOFF後は補助バッテリーからドラレコの駐車監視用に電源が供給されるため車両のバッテリーを守ることができるというわけです。
今回はiKeep社の【iCELL-B6A】という駐車監視補助バッテリーを取り付けました。
HV車の駆動用バッテリーとしての実績がある、耐熱性・耐衝撃性・長寿性に優れた「LiFePO4」(リン酸鉄リチウムバッテリー)が採用されていて2年保証というところも安心感があります。
開封&仕様
iCELL-B6A本体
ゴールドの筐体でずっしり重く高級感のある本体です。
iCELL-B6Aの仕様
電池種類 | LiFePO4 リン酸鉄リチウム |
容量 | 12.8V / 6Ah / 76.8Wh |
入力 | 12V8A |
出力 | 12V |
充電時間 | 50分 |
本体寸法 | 155 x 168 x 43 mm |
重量 | 約1.2kg |
温度・過充電・過放電・過電流を監視し、以上を検知すると電源を遮断する安全対策あり。
ドラレコの消費電力の目安での駐車監視可能時間
- 2.2W 機:約35時間
- 3W 機:約25時間
- 4W 機:約19時間
充電の仕様
始動後 10秒間は充電なし
始動後 10秒から2分:4AのLow Charge
始動後 2分~:8Aのフル充電(急速充電)満充電近くになると充電圧が下がる
付属品
OUTPUTケーブル(5m)
iCELLからドラレコへ給電するケーブルです。
BAT+、ACC、GNDの3線のケーブルでドラレコのBAT+、ACC、GND線と接続します。
INPUTケーブル(2m)
車両の電源からiCELLへの電源入力ケーブルです。
BAT+、GND線のケーブルです。
ヒューズケーブル(ヒューズ電源取得ケーブル)
ミニ平型/平型/低背の3種類が付属しています。
CX-8はこの中の一番小さい低背ヒューズのケーブルを使用します。
このヒューズケーブルはINPUTケーブルとギボシ端子で接続するようになっていて、車両のヒューズボックスの常時電源から電源を取得するようになっています。
固定用テープ2組
本体を固定する場合に使用するマジックテープが2組付属しています。
動作概要
この駐車監視補助バッテリー(iCELL)がどのような動作になるかを説明します。
まず、エンジンON(ACC ON)状態の時は車両の電源からiCELLとドラレコに電源が供給されます。
iCELLは充電され、ドラレコは通常の録画動作をしています。
エンジンをOFF(ACC OFF)にすると、車両バッテリーからiCELLへの充電は終了し、iCELLからドラレコへ給電されるようになります。つまりドラレコの駐車監視で使用する電源はiCELLから取得することになり、車両のバッテリーは何の影響も受けないことになります。
配線のポイント
下の画像はiCELLの取扱説明書の配線図です。
iCELLのOut Put端子からのACC線はドラレコのACC線と接続するのですが、この配線を分岐して車両のACC電源にも接続します。
先の動作概要のエンジンON時の図にあるように、車両電源のACCをiCELLとドラレコの両方に接続するための分岐ということです。
iCELLはこのACC線でエンジンがONになった/エンジンがOFFになったということを判断することができるわけですね。
ちなみに今回は接続しませんがSub端子にバッテリー拡張パックを接続することで容量を増やすこともできるようです。
「配線・配線加工」は次のページです。
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